偶然の出会い

ポルトガルの絵皿 ポルトガル、カスカイス。
その町には、蚤の市が目的で行ったのではないのです。
首都リスボンから海沿いを走る電車で約30分。
ユーラシア大陸最西端の地、『ロカ岬』行きのバスが出ているその町。
バスが出るまでの時間、無料のレンタサイクルで海沿いを走る走る。
行き違う自転車はプロ仕様。
小さな自転車で小さな東洋人が必死で走っているのがめずらしいのか、それが普通なのか。
みんな笑顔で挨拶してくれる。
あたたかい国だ。
バスの時間が近づき、駅前に戻る途中。
匂った。
古道具の、蚤の市の匂い。
駅前の広場では、観光客向けの蚤の市が開かれていたのです。
規模も小さいし、高そうだし、でもなにか面白いものがあるかもしれない、という思いで自転車を降りたら。
出会いました。
お店のおじさんとは、言葉が通じず。
そんなこと、いつものことなんです。
得意の(?)ジェスチャー+筆談。
おじさんも、あたたかい人でした。
偶然は必然なのです。

*ポルトガルの絵皿


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