アールヌーヴォー

古い紙箱 Art nouveau(アール・ヌーヴォー)。
フランス語で「新しい芸術」を意味するこの言葉は、いわずもがな19世紀末にヨーロッパで流行った装飾芸術の様式のことです。
パリで住んでいたアパートは、エクトール・ギマール設計の建築物がずらり並ぶ通りにありました。
毎日のように、前を通っては、ベンチに腰掛け美しい曲線や、ときにグロテスクなデザインを眺めていたものです。
ごちゃごちゃと複雑なデザインは、あまり好みではないのですが、後世にその名をを残すものにはやはり、いろんな魅力が詰まっているのですね。
さてさてこの古い紙箱。
お薬の入っていたものですが、そのフォント・デザイン、まさしくアールヌーヴォー。
細かいところまで凝っていますね。

*古い紙箱


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