TATAMIZE
TATAMIZE(タタミゼ)は、ヴィンテージクローズをベースに、独自のパターンメイキングを追求しているブランドです。
「なにごとにも意味がある。服も同じこと。」という信念のもと、過度な装飾ではなく、機能や必然性に基づいたデザインを形にしています。宮城県仙台市にあるアトリエ兼ショップ「nowhere else」にて、デザイナー自らの手で裁断から縫製まで行われる「意味のある物作り」は、袖を通すことでその真価を実感させてくれます。
ruskにとっても、オープン前からずっと気にかけていた思い入れの深いブランドです。
一度、仙台の工房へお邪魔させていただく機会がありました。一人の手から作品が生み出されるその場所の空気を感じたことで、TATAMIZEの服が持つ独特の存在感の理由に、改めて触れたような気がします。
毎シーズン欠かさず発注しているTATAMIZEのアイテム
TATAMIZE WORK CAP
TATAMIZE(タタミゼ)を象徴する、定番のワークキャップ。
室内用の帽子をイメージして作られたこのキャップは、トップとブリム(つば)が一体となった独自のパターンが特徴です。素材には、表情豊かなコットンヘリンボーンを使用しています。
被り方に正解はありません。前後逆に被ったり、つばを折り上げたり、少し斜めにずらしてみたり。使い手の解釈ひとつで、その人の個性を表現してくれるワークキャップです。
以前、お店でこのキャップを被ったお客様が同時に4組も揃ったことがありました。同じ感覚を持つ者同士が、理由も分からず惹きつけられ、集まってしまう。そんな不思議な引力を持ったアイテムです。
芯が入っていないため、無造作に畳んで鞄に忍ばせておける柔軟さも魅力。ぜひ、あなたらしさを引き出す方法として、そばに置いておくのもおすすめです。
TATAMIZE STAND D/B SHIRTS
フロントに配されたダブルのボタンが目を引く、独創的なプルオーバーシャツです。この前立てのデザインは単なる装飾ではなく、左右どちらの手でも扱いやすいようにと考えられたもの。日常の動作に自然と馴染む、TATAMIZEらしい機能美が宿っています。
シルエットは程よいリラックス感がありながら、決して大きすぎない絶妙なバランス。フロントの裏側には色違いのストライプ生地を忍ばせており、ボタンを開けた時や着脱の瞬間にのぞく、さりげない遊び心が心憎い仕上がりです。
さらりとした心地よい肌触りの生地は、一枚で着ても十分な存在感を放ちますが、TATAMIZEのスモックとレイヤードして首元の重なりを楽しむのもおすすめです。
TATAMIZE SMOCK
ゆったりと羽織れるスモックは、アウターのような機能性とシャツの軽やかさを併せ持ち、日常の中で気負わず手に取れる一着です。
シンプルながらも、目を引くのは大きめのポケットと胸元の紐のバランス。紐をちょうちょ結びにしたり、上下2本をまとめてスキッパーのように開けて着たり。その日の気分や合わせるインナーによって、結び方ひとつで驚くほど表情が変わります。
素材には、密度が高くパリッとした質感のタイプライタークロス(綿100%)を使用。程よい軽さと張りがあり、着込むほどに持ち主の身体に馴染んでいく風合いの変化も楽しみのひとつです。
一見すると個性的なデザインですが、実際に袖を通してみると不思議と着る人それぞれの個性を引き立たせてくれる。
自由な着こなしを受け入れてくれる懐の深さは、まさに「意味のある物作り」を追求するTATAMIZEならではの仕上がりです。
TATAMIZEに別注したアイテム
【rusk別注】TATAMIZE TOTE BAG BLUE STRIPE
TATAMIZEに製作を依頼した、rusk別注のトートバッグ。
使用したのは、店主がフランスの蚤の市を巡る中で出会った太ストライプのコットンキャンバス生地。早朝の冷たい空気の中、その色合いに惹かれて手に取ったものの、生地幅が狭かったこともあり、長らく大切に保管していた特別な素材です。
「いつか何かに」と思い、少しだけ椅子の修繕に使って、また静かに眠らせていたその生地を、TATAMIZEの手によって「袋」のような佇まいのバッグへと仕立ててもらいました。
仕上がりを見て驚かされたのは、その裁断と縫製です。通常のトートバッグとは生地の取り方が異なり、生地の「みみ」を巧みに活かした作りになっています。限られた生地幅を無駄にせず、その特性をデザインへと転換させる手法に、TATAMIZEらしい「意味のある物作り」の真髄を見たような気がしました。
特徴は、長さの異なる二つの持ち手。短い方に長い方を通すことで、独特のシルエットで持ち歩くことができます。カチッとした「鞄」というよりも、無造作に荷物を放り込んでおきたくなる、どこか懐かしく柔らかな「袋」の響きがよく似合います。
海を渡ってきた記憶を持つ生地と、一人の手による創意工夫。その重なりから生まれたこのバッグは、作り手と私たちの思いが形になった、ruskにとって大切な一点となりました。
ruskについて
rusk(ラスク)は、2009年に高知でオープンしたセレクトショップです。 homspun、YAECA、ENDS and MEANS、TUKI、maillot、nisica、LOLOなど、国内ブランドを中心に取り扱っています。
流行に寄りすぎず、素材や形、日常の中での着用感を基準にセレクトを継続してきました。
本ページは、実店舗での経験をもとに構成しています。
Shop Infoページに掲載している15周年の動画から、店の雰囲気も感じていただけると思います。
